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高知県

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概況

長宗我部元親の時代に皮革製造に従事していた「坂の者」(別名「芝の者」)の居住地は、現在の部落とほぼ重なっている。

高知県の被差別部落の統計

調査年 地区数 戸数 人口
1907年 79 4558 27705[1]
1921年 70 5477 33353[2]
1935年 69 7206 37709[3]
1942年 - 3193 16627[4]
1946年 - - 37709[5]
1958年 80 11955 50511[6]
1963年 73 11314 地区全体45205、同和関係43552[7]
1967年 68 地区全体12266、同和関係11790 地区全体41854、同和関係40278[8]
1971年 71 地区全体13359、同和関係12669 地区全体41338、同和関係39313[9]
1975年 71 地区全体15939、同和関係14804 地区全体45671、同和関係42299[10]
1985年 72 地区全体17996、同和関係15434 地区全体51396、同和関係44201[11]
1993年 72 地区全体22551、同和関係14343 地区全体55036、同和関係35061[12]

本県の同和地区は文献(漁村型同和地区の実態と行政の課題―高知県幡多郡大方町万行地区の場合―)からその多くが明らかになっている。本県の漁村の特徴の一つは、3分の1が被差別部落漁民であることで、県内の73地区の部落のうち、都市型が16地区、農山村型が39地区、漁村型が18地区を占める[13]。即ち、県内の部落民の24.7パーセントが漁村型部落である点に特徴がある[14]

「永享2年(1430)11月2日付、土佐国香美郡の<かわた四郎>宛下人売券については、この<かわた>は身分称か名字であるか、また被差別民の存在する地域であるか、なお検討が必要であると思われる」[15]。香美郡は現在の香美市と香南市にあたる。

「部落の人たちは、長宗我部元親が朝鮮から連れて帰った捕虜の子孫だという説は、高知県全土に普及している」[16]。著者は否定している。形質人類学者の小浜基次の調査でも短頭の朝鮮人と異なり、長頭のアイヌ人に近いという結果が出ている。

1871年の統計では、穢多16,894人、非人272人と非人が少なかった。これは、非人が大都市に集中していたことと土佐では賤民の入国を厳しく取り締まったことによるのではないかとする[16]

中村の長吏頭は、颪辺助太夫と名乗っており、伊予国にあった深田城(愛媛県北宇和郡鬼北町深田にあったもので高森城とも)の城主の子が戦に敗れて落ちて来たと伝える[16]。颪辺(おろしべ)は四万十市が最多の稀姓。1918年設立の融和団体「公道会」幡多支部の評議員に颪辺寿太郎がいた[17]。颪辺寿太郎は戦後に中村町議(日本共産党)を務めたほか、1955年に発展的解消した解放団体高知県連合会の中心人物でもあった[18]

県下では村越姓が被差別部落に偏って分布している。村越家は、柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」によると、高知県幡多郡佐賀村大字佐賀字横浜の横の長吏の家系で、もとは同じ大字の字シクジ藪にいたという。以下、2000年電話帳による。

  • 24 ★高知県 幡多郡佐賀町 佐賀
  • 18 ★高知県 幡多郡大方町 入野
  • 3 高知県 高岡郡中土佐町 矢井賀乙
  • 2 ★高知県 高岡郡中土佐町 上ノ加江
  • 2 ★高知県 高岡郡窪川町 見付
  • 2 ★高知県 高知市 神田
  • 2 高知県 高知市 種崎
  • 1 高知県 吾川郡伊野町 伊野北山
  • 1 高知県 吾川郡伊野町 波川
  • 1 ★高知県 幡多郡佐賀町 佐賀横浜
  • 1 高知県 高岡郡中土佐町 矢井賀甲
  • 1 ★高知県 高岡郡日高村 下分
  • 1 高知県 高岡郡越知町 越知甲
  • 1 高知県 高知市 十津
  • 1 高知県 高知市 比島町
  • 1 高知県 高知市 浦戸
  • 1 高知県 高知市 桜井町
  • 1 高知県 高知市 西塚ノ原
  • 1 高知県 高知市 赤石町
  • 1 高知県 高知市 桟橋通

著名人

西川きよしが高知市朝倉生まれなのは確実だが、出身地が芝か南山か鳥屋奥かは調査を要する。

香南市赤岡町にある光明寺の住職で解放運動家だった小原教応の次女は、大阪に出て別院を開いており、その娘が北野幹子(旧姓:松田)だった[19]。漫才師としてデビューした際の芸名は司ミキで、内海桂子・内海好江の門下となった際には内海ミキと名乗っている。後にビートたけしと同棲して1981年に長男、1982年に長女を出産しており、1983年に入籍した。

文献

漁村型同和地区の実態と行政の課題(1968年)

高知県内同和地区

漁村型同和地区の実態と行政の課題.jpeg
市町村 地区名 現在地 備考
室戸市 都呂 室戸市 佐喜浜町
室戸市 菜生 室戸市 室戸岬町
室戸市 大谷 室戸市 浮津
室戸市 行当 室戸市 元甲
室戸市 西灘 室戸市 吉良川町乙
室戸市 田ノ中 室戸市 羽根町乙
室戸市 坂本 室戸市 羽根町乙
室戸市 明神川 室戸市 羽根町乙 羽根町乙3209番地551に室戸市立明神川老人憩の家あり。
室戸市 上段 室戸市 羽根町乙
安芸市 西浜 安芸市 西浜
南国市 野中 南国市 幸町、元町、東山町、廿枝
南国市 下島浜 南国市 下島
南国市 浜窪 南国市 前浜
南国市 東組 南国市 前浜
高知市 北野 高知市 一宮西町
高知市 宮前 高知市 宮前町
高知市 小石木 高知市 小石木町
高知市 河ノ瀬 高知市 河ノ瀬町
高知市 南横町 高知市 朝倉東町、鴨部
高知市 西山 高知市 神田、朝倉甲
高知市 海老川 高知市 朝倉己
高知市 長浜 高知市 長浜 字馬場ノ元
高知市 松田 高知市 朝倉己、朝倉甲
土佐市 井関 土佐市 高岡町甲
土佐市 南家俊 土佐市 家俊
土佐市 昭和 土佐市 家俊
土佐市 西太郎丸 土佐市 太郎丸
須崎市 琴平 須崎市 栄町
中村市 朝日区 四万十市 右山 字朝日
土佐清水市 東谷 土佐清水市 布
土佐清水市 松崎 土佐清水市 加久見
土佐清水市 大岐 土佐清水市 大岐
土佐清水市 当麻 土佐清水市 竜串
宿毛市 貝礎 宿毛市 平田町
宿毛市 手代岡 宿毛市 山奈町 山田
宿毛市 正和 宿毛市 和田
東洋町 東町 安芸郡 東洋町 大字野根丙
奈半利町 東浜 安芸郡 奈半利町 乙 東浜
安田町 薬師 安芸郡 安田町 唐浜 薬師
芸西村 浜浦 安芸郡 芸西村 和食 字琴ノ浦甲
芸西村 正路 安芸郡 芸西村 和食甲
赤岡町 西部 香南市 赤岡町
吉川村 住吉 香南市 吉川町吉原
土佐山田町 東組 香美市 土佐山田町 黒土
介良村 西部 高知市 介良丙
本山町 五区 長岡郡 本山町 本山
大豊村 栗生 長岡郡 大豊町 粟生 栗生は粟生の誤記。
大豊村 久生野 長岡郡 大豊町 西峯 久生野
大豊村 東寺内 長岡郡 大豊町 寺内 東寺内
大豊村 東庵谷 長岡郡 大豊町 庵谷 東庵谷
大豊村 船戸 高岡郡 津野町 船戸 同地の水平社に高岡姓の者がいた[20]
大豊村 東梶ケ内 長岡郡 大豊町 梶ケ内 東梶ケ内
土佐村 駒野 土佐郡 土佐町 土居
春野村 弘岡中 高知市 春野町弘岡中
春野村 石丸 高知市 春野町秋山 石丸
伊野町 河内 吾川郡 いの町 河内の位置は要調査。いの町鎌田216に川内小学校がある。
日高村 西越 高岡郡 日高村 本郷
日高村 光岩 高岡郡 日高村 下分 光岩
日高村 西田 高岡郡 日高村 下分 西田
佐川町 永野 高岡郡 佐川町 永野
中土佐町 和田 高岡郡 中土佐町 久礼 和田
中土佐町 鎌田 高岡郡 中土佐町 久礼 鎌田
窪川町 見付 高岡郡 四万十町 見付
窪川町 小室 高岡郡 四万十町 窪川町興津 小室
窪川町 仁井田 高岡郡 四万十町 仁井田
窪川町 道徳 高岡郡 四万十町 道徳
窪川町 土居 高岡郡 四万十町 土居
窪川町 平野 高岡郡 四万十町 平野
窪川町 黒石 高岡郡 四万十町 黒石
檮原町 神山 高岡郡 梼原町 神の山
檮原町 広野 高岡郡 梼原町 広野
檮原町 田野々 高岡郡 梼原町 田野々
檮原町 川口 高岡郡 梼原町 川口
佐賀町 横浜 幡多郡 黒潮町 佐賀
大正町 土場通り二区 高岡郡 四万十町 大正 土場通
大正町 弘瀬 高岡郡 四万十町 弘瀬
十和村 奥内 高岡郡 四万十町 大井川
十和村 久保川 高岡郡 四万十町 久保川
十和村 野々川 高岡郡 四万十町 野々川
十和村 八木 高岡郡 四万十町 大井川
三原村 柚ノ木 幡多郡 三原村 柚ノ木
大月町 周防形 幡多郡 大月町 周防形
大方町 万行 幡多郡 黒潮町 入野万行
西土佐村 用井 四万十市 西土佐用井
西土佐村 四万十市 西土佐橘

全國部落調査(1935年)

高知縣 昭和十年一月現在

289頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
高知市 小高坂 西谷 一五六 九三六 農業 労働 高知市 平和町、宮前町、山ノ端町 1936年に小高坂から山ノ端に改称。別名、宮前地区。『高知県史』(1937年)80頁の「若一王子宮が小高坂西谷に鎮座している」との記述から現在の山ノ端町と判断できる。全国水平社、部落解放同盟の役員に藤沢姓の者がいた(高知市宮前町出身)[21]。高知市宮前町から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。尾崎(2人)、竹村、松本。高知市の小高坂地区に以下の姓の者がいた[23]。藤岡、藤沢。同地で結成された平等会の発起人に以下の姓の者がいた[24]。小西(2人)、大下、光団(光田の誤記か)。宮前町に藤沢姓3件。2000年電話帳。
〃 潮江 末廣 一二七 七五〇 高知市 河ノ瀬町 1936年に潮江の一部から河ノ瀬町が成立。旧称は袋野部落[25]。高知市南河ノ瀬町から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。尾崎、杉本、寺尾(2人)、西川。同地に堀川姓の者がいた[23]
〃 〃 小石木 三〇 一八〇 高知市 小石木町
安藝郡 野根村 東町 一五五 六七三 漁業 安芸郡 東洋町 野根丙 野根丙2115-1に東町地区教育集会所がある。円広志(本名は篠原義彦)は野根出身だが、野根丙かどうかは要調査。社会学者の齋藤直子は東洋町の研修報告書において「野根の町には被差別部落Hがある。」「われわれは、H地区の人々が働く野根漁協を訪れた。野根港の漁師は数人を除くとすべてH地区の人々である。」と報告し、部落や被差別部落民を暴露している。[26]一方で齋藤直子は「部落出身者と結婚差別」と題した論評を公表している。[27]東洋町野根甲921-6に野根漁協がある。野根漁協は1000万円融資事件の舞台である。[28]安芸郡東洋町(旧:安芸郡野根村)から婦人幹部講習会に出席した村山姓の者がいた[22]
〃 佐喜浜村 都呂 一二六 六八六 室戸市 佐喜浜町 佐喜浜町1007に市立都呂教育集会所がある。都呂の訓みはツロ[29]。「高知県安芸郡T村。そこには菜生神社という古社があるが、この神社はその昔、菜生の里にまだだれも住んでいなかった頃平氏の家臣であった鈴木豊若という者が源氏の勢力に追われて土着、その子孫が増えて現在に残る部落を形成した、という」[30]。T村は都呂村。室戸市室戸岬町菜生には、鈴木神社がある。神社の祭神は鈴木孫一豊若で、雑賀衆と関係があるのではないかとする[31]。同地に以下の姓の者がいた[23]。川村、坂口。室戸市(旧:安芸郡佐喜浜村)に以下の姓の者がいた[23]。植本、前川、森下。

290頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
安藝郡 室戸岬町 菜生 一五一 六七一 漁業 農業 室戸市 室戸岬町 室戸岬町5777-1に菜生教育集会所がある。鈴木姓12件。高知県内で最多。2000年電話帳。菜生の訓みはナハエ[32]。室戸市(旧:安芸郡室戸岬町)で、1938年12月4日に坂本姓の者に対して失言があったとする[33]
〃 室戸町 大谷 二二三 九四七 農業 労働 室戸市 浮津 浮津227に市立大谷市民館がある。室戸市浮津西大谷に宮本姓の者がいた[23]
〃 〃 行当 九三 四三四 漁業 室戸市 元甲 元甲2196に市立行当市民館がある。行当の訓みはギョウド[34]
〃 吉良川村 西灘 二四四 一〇六九 室戸市 吉良川町乙 吉良川町乙3157に市立西灘老人憩いの家がある。西灘の訓みはニシナタ[35]。室戸市吉良川町西灘に以下の姓の者がいた[23]。竹中、松川。室戸市(旧:安芸郡吉良川村)から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。澤野、仙頭。沢山保太郎の出身地区。沢山姓3件、2000年電話帳。
〃 羽根村 坂本 一二一 五四八 室戸市 羽根町乙 羽根町乙3209-511に市立坂本老人憩の家がある。室戸市羽根町に山地姓の者がいた[36]。同地の住民として以下の姓の者が登場する[37]。池田(徳島県出身)、植松、加古川(かこがわ。大阪府が最多の稀姓)、花岡、林、松本(徳島県出身)。
〃 〃 田中 三〇 一六六 室戸市 羽根町乙 羽根町乙3153-2に市立田の中老人憩の家がある。田の中とも表記[38]。解同県連羽根支部書記長の姓が加古川であることを『解放新聞』は『ルポルタージュ部落 四国・九州編』61頁で暴露している。羽根町乙全体で加古川姓1件、2000年電話帳。
〃 〃 上段 五六 二八〇 室戸市 羽根町乙 羽根町乙2755に市立上段老人憩の家がある。上段の訓みはウワダン[39]
〃 奈半利町 東浜 四五二 二四四一 安芸郡 奈半利町 乙 東浜 安芸郡奈半利町乙東浜に以下の姓の者がいた[23]。岩内、岩村、本田。
〃 安田町 藥師 一九六 九六八 安芸郡 安田町 唐浜 薬師 安芸郡安田町唐浜薬師に松田姓の者がいた[23]
〃 安藝町 西浜 四三〇 二三〇〇 安芸市 西浜 安芸市西浜に藤田姓の者がいた[23]。同地で1939年1月17日に宮田姓の者に対して失言があったとする[40]。安芸市(旧:安芸郡安芸町)から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。茨木、久保。同地で1938年12月31日に島村姓の者に対して失言があったとする[41]
〃 和食村 正路 六一 三七〇 安芸郡 芸西村 和食甲 和食甲1619に正路地区農機具保管庫がある。安芸郡芸西村(旧:安芸郡和食村)に西笛姓の者がいた[42]。西笛(にしぶえ)は、安芸郡芸西村が最多の稀姓。
香美郡 赤岡町 北町 四二〇 二二八七 香南市 赤岡町 北町 「四国で有名なのは、太平洋に面した土佐の赤岡の部落に伝わる美宜子(みきこ)伝説であろう。この女人は時の帝の姫として生まれたが、いかなる宿世のわざかハンセン病になって、『うつぼ船』に乗って海に流された。あちこちの浜に漂着したが、そのたびにむごいののしりの言葉とともに再び海に突き放された。その姫を最後に救い上げたのが赤岡部落の漁師たちであった」「この赤岡部落には、代々芦田主馬(しゅめ)太夫と名乗った博士頭(はかせがしら)がいた。博士とは、陰陽師(おんみょうじ)博士のことである」[43]。香南市赤岡町に関する記述。「その子孫がまだおられるとのことです」[44]。芦田主馬太夫の末裔に関する沖浦和光の発言。また、同地には、明治の初期にかなりの隠れキリシタンが流されてきたとする。同地の住民に以下の姓の者がいた[45]。垣本、近森、寺内、寺田、山崎。同地に坂本姓の者がいた[46]。全解連の赤岡支部に山本姓の者がいた[47]。「たとえば姓の問題にしても、赤岡の特徴的な姓がいくつかある。それ以外の変わった姓がいくつもあるわけですね。わしの親が、秋の収穫期に日働きに来て、赤岡の農家に泊まって日やとい働きしながら赤岡の娘さんといっしょになってうちのおかかもらって、ここに土着すると、そういう例がいろいろある」[48]。垣本姓の者の発言。同地の高知県独自の姓には以下があった[49]。古味(こみ。他に読みあり。高知県が最多の姓)、志磨村(しまむら。香南市が最多の稀姓)、宗石(むねいし。他に読みあり。香美市が最多の姓)、立仙(りっせん。香南市が最多の稀姓)。同地から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。池本、岡田、松下。同地では松下姓が多い[50]
〃 吉川村 住吉 二五〇 二〇〇〇 農業 漁業 香南市 吉川町吉原 単なる住吉という字はなく、住吉畠、住吉前、住吉丸がある。そしていずれの字にも小集落改良住宅がある(香南市を参照)。1966年9月3日に大阪府警に逮捕された当たり屋の中元岩夫の出身地区。全国水平社、部落解放同盟の役員に西本(香南市吉川町出身)あり[21]。香南市(旧:香美郡吉川村)に山本姓の者がいた[51]。中元姓25件。西本姓7件。2000年電話帳。
〃 前浜村 刈谷 一〇七 五〇七 労働 南国市 前浜 刈谷 前浜に常徳姓9件。2000年電話帳。
〃 三島村 下島 一六 八六 南国市 下島
〃 山田町 東組 一七三 九九四 竹細工 香美市 土佐山田町 東組は現在の黒土の可能性が高い。香美市(旧:香美郡山田町)から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。阿部、山岡。
長岡郡 長岡村 野中 五九四 三〇三〇 農業 南国市 幸町、元町、東山町、廿枝 南国市の野中は山ばかりで民家はない。隣保館や改良住宅の所在地から判断して山の麓の幸町や元町や東山町や廿枝などが該当する。南国市野中では平家の末裔という伝承がある[23]。同地に前田姓の者がいた[23]。同地に吉本姓の自主改善運動家がいた[52]

291頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
長岡郡 介良村 八〇 五〇〇 労働 竹細工 高知市 介良 谷の位置は小集落改良住宅がある介良丙の可能性が高い。柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」に「長岡郡介良村字岩谷の内に寺谷(てらだに)と呼ぶ部落でも、粛慎の神を氏神として居たが、今は谷守神社と改称した」とあり、現在、谷守神社が鎮座する高知市介良丙の可能性あり。高知市介良に藤本姓の者がいた[53]
〃 本山町 上組 七六 四三五 工業 労働 長岡郡 本山町 本山 上組の位置は5区集会所がある本山町本山1086番地イ付近と思われる。長岡郡本山町(旧:長岡郡本山村)に以下の姓の者がいた[23]。岩橋、岩本、佐古田。
〃 西豊水村 寺内 一六 七二 農業 竹細工 長岡郡 大豊町 寺内 西豊水村は西豊永村の誤記。
〃 〃 庵谷 一三 七八 長岡郡 大豊町 庵谷 同上。
〃 東豊水村 栗生 三六 長岡郡 大豊町 粟生 東豊水村は東豊永村、栗生は粟生の誤記。
土佐郡 一宮村 北野 一一四 六五八 [54] 行商 高知市 一宮西町 一宮西町4-5、4-6、4-7に一宮北野中央改良住宅がある。高知市の一宮地区に清野姓の者がいた[23]
〃 鴨田村 西山 八六 四九四 竹細工 高知市 神田 神田56に西山五反田改良住宅、神田134に西山中沢改良住宅がある。
〃 〃 豊田 二五 一三一 労働 農業 高知市 神田 神田2263に潮江豊田改良住宅がある。
〃 〃 宮寺山 一五 七九 高知市 鴨部 鴨部3-15、3-16に宮寺北改良住宅、鴨部3-26-14に宮寺集会所がある。
〃 朝倉村 二〇三 九九七 農業 労働 高知市 朝倉東町
〃 〃 南山 四六 二六二 労働 農業 高知市 朝倉 己[55] 高知市の朝倉地区に汲田姓の者がいた[23]。著者の森田益子は朝倉己の出身[56]。高知市立朝倉第二小学校に岩見姓の教師がいた[57]。朝倉甲と朝倉丙に汲田姓1件ずつ。2000年電話帳。
〃 〃 鳥屋奥 一六七 八九三 農業 労働 高知市 朝倉 鳥屋ノ奥 己
吾川郡 長浜町 四二〇 二六二〇 漁業 高知市 長浜 「闇金残酷取り立て王」と呼ばれた高利貸の杉山治夫の出身地区。高知市長浜に竹島姓の自主改善運動家がいた[58]。同地で、1934年5月30日に山崎姓の者に対して差別発言があったとする[59]。同地から婦人幹部講習会に出席した以下の姓の者がいた[22]。崎岡、前田、結城。同地では、前田、武田、光内が多い[60]。伝承では、1582年(天正10年)に山梨県の天目山で自害した武田勝頼の残党が土佐に落ちたというものがある。ただし、関連は不明。部落解放同盟の県の執行委員に光内姓の者がいた。光内(みつうち)は高知市長浜が最多の稀姓[16]。武田姓89件、前田姓156件、松本姓40件、光内姓49件。2000年電話帳。1961年から始まった教科書無償闘争の発祥の地。
〃 秋山村 石丸 二〇 一一四 竹細工 高知市 春野町秋山 石丸
〃 弘岡中村 梛ノ木[61] 一七〇 九三六 行商 高知市 春野町弘岡中 同地に以下の姓の者がいた[23]。石川、笠原。同地にあった弘岡中学校で、1957年に差別発言を受けた山崎姓の教師がいた[62]。高知県の者として京島姓の者が登場しており、電話帳からでは同地にいる[63]。京島(きょうじま)は、山梨県甲府市が最多の稀姓。全日本同和会の青年部理事に同地の松田姓の者がいた[64]。同地では、国沢、近沢、笠原が多い[65]。笠原姓23件、国沢姓18件、近沢姓9件、前田姓31件。2000年電話帳。
高岡郡 高岡町 井関 八三 三三五 竹細工 土佐市 高岡町甲 井関 土佐市(旧:高岡郡高岡町)に松井姓の者がいた[23]
〃 川内村 高野谷 一六 九三 吾川郡 いの町 大内 大内1417−15に高野ケ谷集会所がある。

292頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
高岡郡 須崎町 琴平 二二一 一〇六〇 漁業 農業 須崎市 栄町 琴平は『解放理論の創造』第2巻103頁に「須崎町琴平部落の円教寺」とあることから浄土真宗の円教寺のある栄町とわかる。ただし『ルポルタージュ部落 四国・九州編』32頁に「部落の中心よりやや西寄りに園教寺(ママ)という寺があった」とあることから、横町なども琴平部落の一部である可能性がある。また小集落改良住宅が栄町、横町、泉町、幸町、西糺町、中町などに点在している(須崎市を参照)。琴平地区に以下の姓の者がいた[66]。金堂(こんどう。福岡県春日市が最多の稀姓)、寺村、中川、西地、野島、松本。金堂姓1件。2000年電話帳。
〃 戸波村 太良丸 一二九 六七三 竹細工 労働 土佐市 家俊、太郎丸 同地区に以下の姓の者がいた[67]。尾崎、西村、松田。同地では、尾崎、西村が多い[68]。尾崎姓60件、西村姓60件。2000年電話帳。『解放新聞 2000年1月3日号』(解放新聞社)は同地区の戸数を238と報じている。
〃 日下村 西越 四九 二三五 高岡郡 日高村 本郷 本郷3492-1に西越老人憩の家がある。高岡郡日高村(旧:高岡郡日下村)に植村姓の者がいた[69]。同地から婦人幹部講習会に出席した前田姓の者がいた[22]。同地から資源調整指導員錬成講習会に参加した以下の姓の者がいた[70]。植村、尾崎、谷本。
〃 〃 西田 六四 三一二 高岡郡 日高村 下分 西田 下分1603-5に西田老人憩の家がある。
〃 〃 光岩 一二 六八 高岡郡 日高村 下分 光岩
〃 斗賀野村 永野 一一三 五六〇 農業 筵製造 高岡郡 佐川町 永野 尾崎姓14件、尾碕姓11件、坪屋姓7件。2000年電話帳。同地は北海道や満洲に移民を出していた。同地の住民に以下の姓の者がいた[71]。池、尾崎、島田、竹内、竹本、谷岡、坪屋、寺尾、中川、森崎、森田、安田、山下、和田。他に九州にも11戸が移住したとする[72]。同地の有力者は尾崎姓の者と島田姓の者だった[72]。部落の小地主の島田家は明治時代に尾崎と改姓、この家からは複数の斗賀野村会議員が出た[73]。えせ同和の帝王・尾崎清光の出身地区。同じ地区から全解連書記長の尾崎勇喜も出ている。
〃 久礼町 鎌田 二〇 一〇七 竹細工 農業 高岡郡 中土佐町 久礼 鎌田 久礼に谷脇姓21件。2000年電話帳。
〃 〃 猿毛 一九 九九 高岡郡 中土佐町 久礼 和田
〃 上加江町 網代 一一 五二 労働 竹細工 高岡郡 中土佐町 上ノ加江 網代
〃 興津村 小室 六一 二六七 農業 漁業 高岡郡 四万十町 窪川町興津 小室 同地に以下の姓の者がいた[74]。岩本(2人)、寺本、東山。同地で1962年に発生した興津事件で、以下の姓の者が公務執行妨害、傷害の容疑で起訴されたとする[75]。市川、岩本、立石、伴ノ内(2人。ばんのうち。高岡郡四万十町が最多の稀姓)、三崎、山中。伴ノ内姓13件、東山姓7件。2000年電話帳。
〃 椿原村 神ノ山 三〇 一九一 労働 高岡郡 檮原町 神の山
〃 窪川町 見付 三七 一八四 高岡郡 四万十町 見付
〃 東又村 道徳 二二 一二一 高岡郡 四万十町 道徳
幡多郡 佐賀村 四一 一九六 漁業 農業 幡多郡 黒潮町 佐賀 横は横浜の誤記ではなく、字横浜の一部[76]。「同国同郡佐賀村大字佐賀字横浜の、横と云ふ部落は、もと越(こし)村より移り来り、今も長吏は村越と云ふ家である」[77]。当地区に関する記述。全解連の佐賀支部に山下姓の者がいた[78]。曽我本姓12件、浜岡姓31件、村越姓24件、山下姓3件。2000年電話帳。
〃 入野村 万行 八〇 四一一 竹細工 幡多郡 黒潮町 入野 万行 「大方町万行寺地区は、県立公園入野松原の西端に位置し、松原にそって東部にある部落を上万行と言い同和地区を下万行と言われていた」[79]。「万行地区は地区外にくらべて非行少年の問題児が多い。昭和41年度現在、家庭裁判所で保護された者は8名である。その殆んどが欠損家庭の子弟で、智能が低く、仲間から疎外されている者が多い。犯罪は殆んどが窃盗である」[80]。同地に以下の姓の者がいた[81]。植野、奥本、西地(にしじ。他に読みあり。幡多郡黒潮町が最多の稀姓)、浜田、松田。1934年に同地の水平社が、高知県出身者の岸和田紡績での差別事件を訴えており、以下の姓の者がいた[82]。中野(2人)、西地、浜本(2人)、村越(2人)。澳本姓65件、植野姓33件、西地姓26件、村越姓18件。2000年電話帳。部落解放研究所第2代理事長の村越末男の出身地区。
〃 中村町 旭区 二六 一五〇 労働 行商 四万十市 中村 右山朝日
〃 山奈村 手代岡 三二 一六〇 農業 労働 宿毛市 山奈町山田 手代岡の読み方はテシリオカ、江戸末期より前はテシロヲカ[83]。手代岡の正確な範囲は、山奈町大字山田のなかの小字(ホノギ)、コクビ・橋ケ内・惣山分・ケワイデン・手代岡・念仏・柴田の一部・テントウヤシキ・テントウ山・仏ケ谷・スケノ谷・チチウ谷[84]。しかし最近は南接の小島地区にも部落の新しい団地が作られた[85]。山奈町山田892-16に手代岡隣保館・児童館がある。当地の融和運動家と『宿毛の部落史』の編纂関係の地区執行委員に以下の姓の者がいた[16]。杉本、滝本、谷本(2人)、長崎、浜田、山戸(10人)。山戸姓22件。2000年電話帳。
宿毛市手代岡地区の同和対策事業図。
宿毛市貝礎地区の同和対策事業図。
宿毛市正和地区の同和対策事業図。

293頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
幡多郡 平田村 貝總 二六 一一五 農業 労働 宿毛市 平田町戸内、平田町黒川 貝總は古い表記で、1925年頃に貝礎と改められた[86]。読み方は一貫してカイソウだが、現在ではカイソと呼ばれることが多い[87]。戸内の読み方はヘナイ[88]。平田町黒川4492-7に貝礎隣保館がある。同地を囲む地名が宿毛市平田町戸内。当地の融和運動家と『宿毛の部落史』の編纂関係の地区執行委員に以下の姓の者がいた[16]。池上(3人。いけうえ。同地出身の池上姓の男性が1972年5月3日に京都府宇治市で結婚差別から自殺したとする)、池ノ上、榎、杉本(2人)、石崎、中村(2人)、森本(3人)。池上姓7件、池ノ上姓9件。2000年電話帳。
〃 三原村 柚ノ木 一五 六三 労働 幡多郡 三原村 柚ノ木 榎姓12件。2000年電話帳。
〃 和田村 正和 四六 二一一 竹細工 宿毛市 和田 旧名は稗田[89]。正和は1927年頃新しくつけられた地名で、和田村の村長押川正治が部落解放のため尽力したので正治の一字をとり、和田村の和と併せて正和とした[90]。和田824-1に正和隣保館がある。当地の融和運動家と『宿毛の部落史』の編纂関係の地区執行委員に以下の姓の者がいた[16]。榎、中川、宮崎(3人)、宮添、村中、山陸(2人。やまりく。宿毛市が最多の稀姓)。また地区出身の融和事業家に宮崎常馬(和田村議、1888-1944)や宮崎芳吾(和田村議、1888-1957)がいた[91]。青屋姓2件、宮添姓8件、山陸姓11件。2000年電話帳。
〃 月灘村 岩井崎 四八 漁業 労働 幡多郡 大月町 周防形 岩井崎
〃 三崎村 当麻 七八 三二二 農業 土佐清水市 竜串 現在は竜串地区と呼称[92]。一般地区である土佐清水市三崎浦との境界線は「国道321号線と三崎川が合流し平行する地点である」と『解放新聞』が暴露している[93]。当地に以下の姓の者がいた[94]。谷前(たにまえ。和歌山県が最多の稀姓)、浜平(はまひら。他に読みあり。鹿児島県鹿児島市が最多の稀姓)。また沖姓の者もいた[23]
〃 上灘村 大岐 二一 六五 労働 農業 土佐清水市 大岐 大岐以下の地名は字浜垣 港。100年前に兄弟3人で来住した者の子孫と称する[95]。部落解放同盟浜垣支部長に山脇姓の者がいた[96]
〃 清水町 松崎 三八 一九一 農業 竹細工 土佐清水市 加久見 松崎
〃 伊豆田村 東谷 二八 一二六 労働 土佐清水市 布
〃 江川崎村 用居 一一 五一 四万十市 西土佐用井 用居は用井の誤記。
〃 昭和村 大井川 二五 一八三 高岡郡 四万十町 大井川 青屋姓2件。2000年電話帳。
〃 〃 久保川 四六 高岡郡 四万十町 久保川
〃 大正村 廣瀬 一三 八三 陸運業 高岡郡 四万十町 広瀬
土佐郡 森村 駒野 五二 二五八 工業 労働 土佐郡 土佐町 土居 土佐郡土佐町土居(駒野)に以下の姓の者がいた[97]。北村、中村、藤田(2人)。同地に以下の姓の者がいた[98]。田中(2人)、藤田。
計一七〇 四七五 一五七七四 七一九一二

このほか、柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」によると、高岡郡高岡町字初田(現・土佐市高岡町初田)や高岡郡松葉川村大字七里(現・高岡郡四万十町七里)、幡多郡東上山村大字田野々字川平(現・高岡郡四万十町十和川口川平)、幡多郡東上山村大字北野川字谷(高岡郡四万十町北野川)も部落である。川平部落には青屋姓が多いと柳田國男が記しているが、2000年電話帳では1件しか残っていない。

「同国同郡東上山村大字田野口字川平と云ふ部落は、青屋という苗字が多く、建久年間紀州名草郡より移住した、青屋与平、青屋三十郎兄弟の者の末だと云」
「同村大字川字谷の部落の、中内某は、是亦青屋与平の子孫と称して居る」[99]

高岡郡四万十町大正の田野々地区と川字谷地区に関する記述。田野口は田野々の誤記であり、建久年間は1190年から1198年。青屋(あおや)は、鹿児島県鹿児島市が最多の稀姓。部落史用語の青屋からの姓か。

『憲章簿』所収「穢多住居村之事」[100]

藩政時代の穢多の居住地域について、幡多郡山奈村庄屋兼松氏が山内時代の法規布達事務章程などを年号を追って収集編纂したもの。合計56ヶ所の地区を挙げているが、吾川郡の記載が抜けていること、津呂が重複しているかもしれないこと、一つの地域名である安喜西浜を二つに分けてしまっていることが指摘されている[101]

「穢多住居村之事」の記述 寺石正路の研究「土佐の賤民制度並に沿革」の記述 現在地
高岡郡船戸 高岡郡船戸 高岡郡津野町船戸
〃越知面 〃越知面(ヲチヨウモン) 高岡郡梼原町田野々
〃梼原 〃梼原 高岡郡梼原町
〃四万川 〃四萬川 高岡郡梼原町神の山
〃仁井田 〃仁井田 高岡郡四万十町仁井田
〃与津 〃與津 高岡郡四万十町与津地
〃久保川 〃窪川 高岡郡四万十町
〃久礼 〃久禮 高岡郡中土佐町久礼
〃須崎 〃須崎 須崎市
〃日下 〃日下 高岡郡日高村
〃永野 〃佐川 高岡郡佐川町永野
〃戸波 戸波(ヘワ) 土佐市家俊
土佐郡森郷 土佐郡森 土佐郡土佐町土居
〃一宮 〃一宮 高知市一宮西町
〃潮江 〃潮江 高知市河ノ瀬町
〃小高坂 〃小高坂 高知市三ノ丸小高坂
〃朝倉 〃朝倉 高知市朝倉
〃神田 〃神田 高知市神田
香(我)美郡西野地 香(我)美郡西野地 南国市
〃野地 〃野地 香美市(物部町別府野地?)
〃赤岡 〃赤岡(其部落ヲ垣内=カキノウチ=ト称ス) 香南市赤岡町
〃前ノ浜 南国市前浜
〃古川 香南市吉川町古川
長岡郡東山郷 坂折(サコオリ、昔ノ穢多ノ大部落) 南国市野中
改田 南国市三和、稲生
〃豊永郷 〃豊永 長岡郡大豊町
安喜(芸)郡唐ノ浜 安喜(芸)郡唐ノ濱 安芸郡安田町唐浜
〃奈半利 〃奈半利(ナハリ) 安芸郡奈半利町
〃吉良川 〃吉良川 室戸市吉良川町乙
〃羽根 羽根(ハ子) 室戸市羽根町乙
〃浮津 〃浮津 室戸市浮津
〃領家 〃領家 室戸市領家
〃津呂 〃津呂 室戸市佐喜浜町
〃室津 〃室津 室戸市室津
〃元 〃元(モト) 室戸市元甲
〃崎ノ浜 〃崎ノ濱 室戸市佐喜浜町
〃野根 〃野根 安芸郡東洋町野根
〃御浦支配 不明
〃津呂[102] 室戸市佐喜浜町
〃安喜[103] 〃安藝西濱 安芸市西浜
〃西浜[103] 〃安藝西濱 安芸市西浜
幡多郡三原柚ノ木 幡多郡三原柚ノ木 幡多郡三原村柚ノ木
〃山田 〃山田 宿毛市山奈町山田
〃黒川 〃黒川 宿毛市平田町黒川
〃宿毛和田 宿毛(スクモ)和田 宿毛市和田
〃三崎 〃三崎 土佐清水市三崎
〃布 〃布(ヌノ) 土佐清水市布
〃中村 〃中村 四万十市(旧・中村市域)
〃宇山 〃右山 四万十市中村右山朝日
〃入野郷入野村 〃入野 幡多郡大方町入野
〃佐賀 〃佐賀 幡多郡佐賀町佐賀
〃上山上分北ノ川 〃上山(カミノヤマ) 高岡郡四万十町大正北ノ川
〃上山下分大井川 高岡郡四万十町大井川
〃〃久保川 高岡郡四万十町久保川
〃〃十川 〃十川(トウカワ) 高岡郡四万十町十川
〃〃田野々 〃田野々 高岡郡梼原町田野々
〃下山下分用井 〃下山 四万十市西土佐用井
〃〃橘 〃橘 四万十市西土佐橘
吾川郡伊野 吾川郡いの町
〃弘岡[61] 高知市春野町弘岡中
〃新川 高知市春野町森山新川
〃諸木 高知市春野町東諸木あるいは西諸木
吉原 高知市春野町芳原
長濱(現時特殊民の最盛部落) 高知市長浜

施設等

部落の神社

県下全域の部落の祭神はほぼシュクジノ神(シュクジ、シクジン、粛慎、夙子様=シュクジサマ、夙神=シュクジン、敷地、宿権現、宿地神、宿神=シュクノカミ、縮地姉姫神、縮司御前姉姫神、祝司権現などとも)であり、シュクジノ神のほこらは部落には必ずあった[104]

しゅくしん【宿神】
呪術的信仰対象の一つ。〈しゅくしん〉は,守宮神,守久神,社宮司,守公神,守瞽神,主空神,粛慎の神,守君神など,さまざまな表記があるが,元来はシャグジ,シュグジなどと称された小祠の神の名だったと思われる。シャグジ,シュグジは辺境の地主神であるが,呪術的性格の強かった密教や神道のほか荒神,道祖神など他の民間信仰と習合を果たし,非常に複雑なまつられ方をしている。おびただしい異表記があるのはそのためである。(世界大百科事典 第2版)

以下、高知県神社明細帳から部落の神社と現在地と祭神を挙げる[105]

神社名 氏子の戸数 所在地 現在地 祭神 備考
今池(津)神社 98 安芸郡野根村今(岩)池 東洋町野根丙2177 未詳、粛慎ノ神
磯辺神社 48 〃佐喜(貴)浜村 東洋町野根40 未詳
菜生神社 40 〃津呂村 室戸市室戸岬町 鈴木豊若 現・鈴木神社?
野々上神社 95 〃浮津村 室戸市浮津275 未詳
磯辺神社 15あるいは19 〃元村行道 室戸市元甲2373 粛慎
谷口(見呂)神社 114 〃吉良川村 室戸市吉良川町乙3394 未詳
西谷神社 82 〃羽根村尾僧 室戸市羽根町間乙2765 粛慎ノ神
浜辺神社 153 〃奈半利村 奈半利町東浜乙943 姉后神(シクジン)
浜辺神社 42 〃下山村 安芸市下山 シクジノ神
垣内神社 213 〃穴内村 安芸市穴内 未詳、千種御前
垣内神社 166 香美郡赤岡村 香南市赤岡町253 未詳、もとシュクジノ神 現・美宜子神社。
久保神社 104 〃山田野地村久保 香美市土佐山田町久保1950 未詳、もと宿神(シュクジン)
泉神社 201 〃吉原村 香南市吉川町吉原字泉神社 シュクシノ神
刈(苅)谷神社 56 〃前浜村 南国市前浜字刈谷 未詳、シュクジノ神
南平神社 310あるいは314 長岡郡西野地村坂折 南国市野中276 未詳、もと宿神
津留部(津多野)神社 4 〃豊永郷寺内村 大豊町寺内 未詳、もと粛慎神
呉谷神社 3 〃〃 大豊町寺内 未詳、もと粛慎王権現または粛慎ノ神
佐(左)右田神社 3 〃梶ケ内村 大豊町梶ケ内 未詳、もと粛慎神
今清神社 3 〃〃 大豊町梶ケ内 未詳、もと粛慎神
今清神社 4 〃西川村 香南市香我美町 未詳、もと粛慎神
今清神社 11 〃庵谷村 大豊町庵谷 未詳、もと粛慎神
今清神社 2 〃船戸村 大豊町船戸 未詳、もと粛慎神
末谷神社 44 〃本山郷本山村 本山町本山 未詳、敷守大王権現
谷守神社 高知市介良丙384 未詳、粛慎ノ神 旧地名は長岡郡介良村字岩谷。『土佐の被差別部落』42-43頁に記載のない神社。『宿毛の部落史』には記載がある。
清野神社 41 土佐郡一宮村 高知市一宮西町4丁目26 粛慎神、もとシュクジノ神 1930年10月に白山神社となる。
滝尾神社 93 〃潮江村 高知市河ノ瀬町 未詳、もとシュクジ神
西谷神社 114 〃小高坂村 高知市三ノ丸小高坂 もとシュクジ神
西谷神社 39 〃神田村 高知市神田 未調査
松本神社 172 〃朝倉村 高知市鴨部3丁目12-13 もと宿司(シュクジ)ノ神また粛司ノ神
南山神社 現在地不詳 未詳 『土佐の被差別部落』42-43頁に記載のない神社。『宿毛の部落史』には記載がある。
常行神社 16 〃森郷土居村 高知市土居町 未詳、もと宿王大権現(棟札、寛文2年、志クジ之神)
那木神社 143 吾川郡弘岡中ノ村 高知市春野町弘岡中梛ノ木276 未詳、一曰大直日命(宿神) 梛神社とも表記。
小山神社 26 〃秋山村 高知市愛宕山 未詳、もとシュクジノ神
原神社 215 〃長浜村 高知市長浜3922 未詳
井関神社 83 高岡郡高岡村 土佐市高岡町甲1099 未詳、シュクジノ神(粛慎)
若宮神社 53 〃日下村下分 南国市才谷590 未詳
西越神社 38あるいは28 〃日下村 日高村本郷3429 未詳
中谷神社 67 〃佐川村中谷 佐川町永野2787 姫墨尊、宿神権現
古用知神社 38 〃佐川村古用知(地) 佐川町永野3117 姫墨尊、宿神権現 古用地神社とも。
西平神社 67 〃太郎丸村西平(戸波郷太郎丸) 土佐市太郎丸941 未詳、もと祝神(シュクジン)
沖屋敷神社 2 〃船戸村沖屋敷 津野町船戸5013 『宿毛の部落史』に記載のない神社。『土佐の被差別部落』42-43頁には記載がある。
横山神社 2 〃芳生野村 津野町芳生野 未詳
田野神社 5 〃越知面村 梼原町田野々 記載なし
神野神社 10 〃四万川村 梼原町神の山187 宿神
向神社 8 〃梼原村弘野 梼原町広野 記載なし
猿毛神社 45 〃久礼村猿毛 中土佐町久礼和田 未詳、もとシク神
鎌田神社 中土佐町久礼5417 未詳、もとシク神 『土佐の被差別部落』42-43頁に記載のない神社。『宿毛の部落史』には記載がある。
伴内神社 21 〃与津村 四万十町十和川口283 未詳 現・八坂神社。
黒石神社 8 〃仁井田郷黒石村 四万十町黒石210 須佐之男命
長野神社 10 〃平野(芝)村 四万十町平野75 須佐之男命
影野地(影野)神社 10 〃道徳村 四万十町道徳301番ノロ 『宿毛の部落史』に記載のない神社。『土佐の被差別部落』42-43頁には記載がある。現・八坂神社。
見付神社 30 〃窪川郷見付村 四万十町見付字樫木 須佐之男命、もと宿主ノ神
川口神社 88 〃仁井田郷七里村 四万十町七里 須佐之男命、もと牛頭天皇(粛慎)
今清神社 65 〃須崎村 須崎市幸町11-12 未詳
滝ノ本(滝本)神社 11 幡多郡伊与木郷佐賀村 黒潮町佐賀3092 未詳、もとシュクジノ神
今清神社 30 〃入野郷入野村 黒潮町入野 未詳、もとシュクジノ神
枝林神社 2 〃上山郷山中北ノ川村 四万十町大正北ノ川字谷本山 未詳、もとシュクジノ神
椴ノ木神社 四万十町大正667 未詳、もと敷神宮 『土佐の被差別部落』42-43頁に記載のない神社。『宿毛の部落史』には記載がある。
隠谷神社 2 〃〃下分久保川村 四万十町久保川カクレサコ 未詳、もと敷地大権現
奥内神社 24 〃大井川村 四万十町大井川沖ノ社 スイコ天皇御后、もとシクジ権現
木野神社 2 〃十川村大野 四万十町十川コノヅラ 未詳、もと姉后地(シクジ)権現
亦谷神社 12 〃下山郷用(田)井村 土佐町 未詳、シュクジノ神
今清神社 28 〃右山村 四万十市右山元町1丁目3 未詳、もとシュクジ権現、またシクジノ神
高手神社 24 〃布村 土佐清水市布 姉后命、もと姉后志久司大権現 『土佐の被差別部落』42-43頁に高牛神社とあるのは誤植。
垣坪神社 18 〃大岐村 土佐清水市大岐 宿氏神、もとシュクジノ神(姉后司[姉君司とも][106][107]大権現) 旧地名は幡多郡上灘村大字大岐字浜垣。
六竿神社 71 〃三崎村 土佐清水市三崎5022 未詳、もと敷地権現
菖蒲神社 17 〃三原郷柚ノ木村 三原村柚ノ木 須佐之男命、もと牛頭天皇 『宿毛の部落史』に記載のある葛籠谷神社(三原村柚ノ木1328)と同じ?
手代岡神社 24 〃山田村 宿毛市山奈町山田手代岡 須佐之男命、外に姉后神(シクジン、シクジ権現)
添森神社 18 〃黒川村 宿毛市平田町戸内 須佐之男命(姉后神)
稗田神社 28 〃宿毛郷上分和田村 宿毛市和田 未詳(敷地権現、祇園さん)
樅木神社 2 〃上山郷上分田野々村 高岡郡四万十町大正 『宿毛の部落史』に記載のない神社。『土佐の被差別部落』42-43頁には記載がある。

他県における以下の神社との関連が疑われる[108][109][110]

  • 死苦権現(宮崎県えびの市上江村之脇)[111]
  • 敷地神社(愛媛県西宇和郡伊方町九町6-24-1)
  • 敷地神社(愛媛県宇和島市三間町務田1130-4)
  • 宿権現(愛媛県宇和島市三間町三間中間[112]
  • 宿地神社(愛媛県宇和島市津島町岩松)
  • 敷地神社(徳島県徳島市八多町居内49)
  • 敷地神社(徳島県名西郡石井町高川原加茂野491)
  • 護宿神(ゴシュクジン。熊本県上益城郡嘉島町下六嘉西光寺に護宿神の墓(菊池武光)あり)
  • 護此君神(ゴシクジン)の社(熊本県上益城郡御船町甘木1288-1に甘木護此君神社あり)
  • 守宮神社(神奈川県中郡二宮町二宮下浜端249)
  • 守之宮(守宮大明神、甲斐奈神社とも。山梨県笛吹市春日居町国府361-1)
  • 守公神(シュクジン。神奈川県中郡大磯町国府本郷935の惣社六所宮の祭礼で6つの神輿の先に立つ神。現在地は神奈川県中郡大磯町国府本郷1120ー11)
  • 守宮司社(山口県下関市長府惣社町2-28)[113]
  • 守宮神(京都府。京都府京都市北区衣笠天神森町10の敷地神社?)
  • 師鬮(シクジ)大明神(香川県、現在地不詳。香川県多度津町青木字石橋[旧・四箇村大字青木字宿地]の宿地神社?)[114]
  • 守君神社(鹿児島県霧島市国分府中町14-17)現・祓戸神社。
  • 弓箭守公神社(ユミヤシュクジンジャ。大隅国姶良郡清水村大字弟子丸。現在地は鹿児島県霧島市国分清水の清水城の中)
  • 九樓守公神社(クロウシュコウジンジャ。鹿児島県薩摩川内市宮内町)
  • 守公神社(千葉県木更津市下郡字今間1627)
  • 守公神社(愛知県豊川市国府町的場19)
  • 敷地天神(石川県加賀市大聖寺敷地ル乙81−2)菅生石部神社とも。

八瀬天満宮社(京都府京都市左京区八瀬秋元町639)の祠に宿神が中心を占めて残っている、との説もある[115]

なお高知県神社明細帳は高知県立図書館で「閲覧目的が人権への配慮に欠けるものや、不明確な場合には、閲覧をお断りさせていただきます」と、壬申戸籍に準ずる扱いを受けている。

関連団体

  • 部落解放同盟高知県連合会・高知市連絡協議会 - 高知県高知市本町4丁目1-37 4F
  • 部落解放同盟高知市連絡協議会 - 高知県高知市朝倉己771-9
  • 部落解放同盟赤岡支部 - 高知県香美郡赤岡町幸町
  • 部落解放同盟野中支部 - 高知県南国市野中398-5
  • 部落解放同盟野中支部 - 高知県南国市東山町1丁目11-23
  • 部落解放同盟前浜支部 - 高知県南国市前浜705
  • 部落解放同盟土佐山田支部 - 高知県香美郡土佐山田町宝町2-14-15
  • 部落解放同盟安芸支部 - 高知県安芸市本町5-17-2
  • 部落解放同盟高知県連高吾地区連絡協議会 - 高知県高岡郡中土佐町久礼5251
  • 部落解放同盟高知県連幡多地区連絡協議会 - 高知県幡多郡大方町入野
  • 高知人権連 - 高知県土佐市家俊216-6
  • 自由同和会高知県本部 - 高知県高知市東石立町53-4 堀川ビル2F 
  • 全国自由同和会高知県連合会 - 高知県高知市東石立町53-4
  • 全日本同和会高知県連合会 - 高知県吾川郡春野町弘岡中284-1

教育集会所

  • 上段教育集会所 - 室戸市羽根町乙2760番地
  • 羽根坂本教育集会所 - 室戸市羽根町乙3163番地3
  • 大谷第一教育集会所 - 室戸市浮津137番地
  • 大谷第二教育集会所 - 室戸市室津2198番地7
  • 行当教育集会所 - 室戸市元甲2183番1
  • 菜生教育集会所 - 室戸市室戸岬町5777番地1
  • 都呂教育集会所 - 室戸市佐喜浜町1007番地
  • 吉良川教育集会所 - 室戸市吉良川町乙5429番151
  • 明神川教育集会所 - 室戸市羽根町乙3209番地371
  • 土佐清水市立浜垣教育集会所 - 土佐清水市大岐3145
  • 土佐清水市立竜串教育集会所 - 土佐清水市竜串14-4
  • 宿毛市立正和教育集会所 - 宿毛市和田825番地4
  • 宿毛市立小筑紫教育集会所 - 宿毛市小筑紫町小筑紫502番地7
  • 土場集会所 - 高岡郡四万十町大正667番地
  • 八木集会所 - 高岡郡四万十町大井川1806番地2
  • 弘瀬集会所 - 高岡郡四万十町弘瀬459番地5
  • 道徳集会所 - 高岡郡四万十町道徳196番地
  • 平野集会所 - 高岡郡四万十町平野417番地4
  • 土居集会所 - 高岡郡四万十町土居425番地4
  • 佐川町教育集会所 - 高岡郡佐川町甲356-2
  • 黒潮町立浜松教育集会所 - 幡多郡黒潮町入野841-5
  • 三原村立柚ノ木集会所 - 幡多郡三原村大字柚ノ木1007−1

人権啓発センター

  • 高知県立人権啓発センター - 高知市本町4丁目1-37
  • 須崎市立人権交流センター - 須崎市栄町8番32号
  • 中土佐町役場 中土佐地区人権啓発センター - 高岡郡中土佐町久礼5251−1

小集落改良住宅

四万十市

  • 朝日区改良住宅 - 四万十市右山元町1丁目3番2号、3番17号
  • 用井地区改良住宅 - 四万十市西土佐用井1013番地、977番地1

三原村

大字柚ノ木1007−1の柚ノ木集会所の南部に隣接する集合住宅は改良住宅の可能性あり。要調査。

市民会館

下元博司・高知市議は市議会で以下のように答弁し、市民会館が同和地区だと暴露している。[116]

高知市内に11館存在する同和行政の拠点施設である「市民会館」(朝倉総合、朝倉、西山、松田、海老川、小高坂、潮江、小石木、長浜、一宮、介良)に現在も備え付けられている「世帯票」は、同和関係者(属地・属人)を把握するための名簿であり、「高知市版壬申戸籍(※)」であるとして、直ちに廃棄すべきだ

[117]

  • 朝倉総合市民会館 - 高知県高知市朝倉戊585−1
  • 海老川市民会館 - 高知市朝倉己419-3
  • 朝倉市民会館 - 高知市朝倉東町24-33
  • 松田市民会館 - 高知市朝倉己959-1
  • 西山市民会館 - 高知市神田134-26
  • 潮江市民会館 - 高知市南河ノ瀬町161
  • 小石木市民会館 - 高知市小石木町182-4
  • 小高坂市民会館 - 高知市山ノ端町32-5
  • 一宮市民会館 - 高知市一宮西町3丁目22-14
  • 介良市民会館 - 高知市介良丙329
  • 長浜市民会館 - 高知市長浜4250-7
  • 春野秋山市民会館 - 高知市春野町秋山107-1
  • 春野弘岡中市民会館 - 高知市春野町弘岡中134-1

自治体ごとの同和地区

以下は条例などに記載があるものにほぼ限定しているので、未指定地区は記載していない。

概況のとおり、本県では漁村型、農村型同和地区が多く、本来の都市型同和地区は高知市に集中しているだけである。

同和地区の存在しない市町村

  • 吾川郡仁淀川町(旧吾川郡池川町、同吾川村、および高岡郡仁淀村)
  • 安芸郡北川村、同馬路村、同田野町
  • 土佐郡大川村
  • 高岡郡越知町、同津野町

ただし津野町については「漁村型同和地区の実態と行政の課題」「穢多住居村之事」「土佐の賤民制度並に沿革」に記載があるほか、シュクジノ神を祀る神社もある。水平社もあった。指定地区がなかっただけと思われる。

出典

  1. 留岡幸助「特種部落と其人口」(『人道』69号所収、1911年刊。1907年調査)
  2. 内務省社会局「全国部落統計表」(内務省社会局『部落改善の概況』所収、1922年刊。1921年調査)
  3. 中央融和事業協会『全国部落調査』(1936年刊。1935年調査)
  4. 同和奉公会『産業調査報告」(1943年刊。1942年調査)
  5. 厚生省よりGHQ民間情報教育局に提出された報告(『資料・占領期の部落問題』所収、1991年刊)
  6. 厚生省社会局「同和対策要望事項調査」(厚生省『同和行政の手引き』所収、1961年刊行。1958年調査)
  7. 内閣総理大臣官房審議室『全国同和地区実態調査結果』(1968年刊。1963年調査および1967年調査)
  8. 内閣総理大臣官房審議室『全国同和地区実態調査結果』(1968年刊。1963年調査および1967年調査)
  9. 内閣総理大臣官房審議室『全国同和地区調査結果の概要』(1972年刊。1971年調査)
  10. 総理府内閣総理大臣官房同和対策室『全国同和地区調査結果の概要』(1976年刊。1975年調査)
  11. 総務庁地域改善対策室『昭和60年度地域啓発等実態把握―生活実態把握報告書―』(1987年刊。1985年調査)
  12. 総務庁地域改善対策室『平成5年度同和地区実態把握等調査―地区概況調査報告書―(統計表編)』 (1995年刊。1993年調査)
  13. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』20-21頁
  14. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』20-21頁
  15. 『部落問題・人権事典』(部落解放・人権研究所編、部落解放・人権研究所、2001)
  16. 16.0 16.1 16.2 16.3 16.4 16.5 16.6 『宿毛の部落史』(宿毛の部落史編纂委員会編、宿毛市教育委員会、1986)長宗我部検地帳における「坂ノ者」の屋敷分布図と関係する旧同和地区の分布図を掲載。
  17. 『宿毛の部落史』336頁
  18. 『部落問題事典』(部落解放研究所編、部落解放研究所、1986)
  19. 『熊野・被差別ブルース 田畑稔と中上健次のいた路地よ』(和賀正樹、現代書館、2010)
  20. 『新聞記事からみた水平社運動』(田宮武、関西大学出版部、1991)
  21. 21.0 21.1 『部落問題・人権事典』(部落解放・人権研究所編、部落解放・人権研究所、2001)
  22. 22.0 22.1 22.2 22.3 22.4 22.5 22.6 22.7 22.8 『融和時報(縮刷版) 1938年9月1日号』(三一書房、1983)
  23. 23.00 23.01 23.02 23.03 23.04 23.05 23.06 23.07 23.08 23.09 23.10 23.11 23.12 23.13 23.14 23.15 23.16 『社会改善公道(覆刻)』(西播地域皮多村文書研究会編、西播地域皮多村文書研究会、1984)
  24. 『近代庶民生活誌 11 天皇・皇族』(南博編、三一書房、1990)
  25. 村越末男、‎横山嘉道『高知県の部落問題と同和教育』36頁
  26. 大阪市立大学『人権問題研究』10号,2010 131〜135頁
  27. http://synodos.jp/society/10900
  28. https://www.kochinews.co.jp/article/20/
  29. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』63頁
  30. 『部落史からみた東京』(本田豊、亜紀書房、1990)
  31. 『被差別部落の起源 近世政治起源説の再生』(寺木伸明、明石書店、1996)
  32. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』63頁
  33. 『部落問題・水平運動資料集成 第3巻』(渡部徹、秋定嘉和編、三一書房、1974)
  34. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』63頁
  35. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』63頁
  36. 『明治之光 大正7年分』(『社会改善公道(覆刻)』(西播地域皮多村文書研究会編、西播地域皮多村文書研究会、1984)所収)
  37. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』(解放新聞社編、解放出版社、1994)
  38. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』82頁
  39. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』82頁
  40. 『部落問題・水平運動資料集成 第3巻』(渡部徹、秋定嘉和編、三一書房、1974)
  41. 『部落問題・水平運動資料集成 第3巻』(渡部徹、秋定嘉和編、三一書房、1974)
  42. 『融和時報(縮刷版) 1940年6月1日号』(三一書房、1983)
  43. 『天皇の国・賤民の国』(沖浦和光、河出書房新社、2007)
  44. 『日本の聖と賎 中世篇』(野間宏、沖浦和光、人文書院、1985)
  45. 『解放新聞 1968年6月25日号』(解放新聞社)
  46. 『解放への闘い 続』(高知新聞社編集局編、高知新聞社、1976)
  47. 『解放の道 1999年5月15日号』(解放の道新聞社)
  48. 『民俗文化の深層 被差別部落の伝承を訪ねて』(乾武俊、部落解放研究所編、部落解放研究所、1995)
  49. 『融和時報(縮刷版) 1940年7月1日号』(三一書房、1983)
  50. 『ゼンリン 住宅地図』
  51. 『解放新聞 1995年8月28日号』(解放新聞社)
  52. 『部落問題事典』(部落解放研究所編、部落解放研究所、1986)
  53. 『明日、かがやく』(全国部落出身教職員連絡会編、解放出版社、1993)
  54. 柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」によると、当部落の生業は竹箒と藁細工である。
  55. 谷内照義『解放教育の展開』12頁
  56. 『人間に光あれ』(森田益子、もろさわようこ、径書房、1991)
  57. 『解放への闘い 続』(高知新聞社編集局編、高知新聞社、1976)人名は大半がイニシャル。
  58. 『部落問題事典』(部落解放研究所編、部落解放研究所、1986)
  59. 『部落問題・水平運動資料集成 補巻2』(渡部徹、秋定嘉和編、三一書房、1978)
  60. 『ゼンリン 住宅地図』
  61. 61.0 61.1 柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」に「土佐国群書類従拾遺巻三十七に採録せられた弘岡志企と云ふ書に、同国吾川郡弘岡村字梛木(なぎのき)は穢多村、真宗にして寺号の無き穢多寺の西に宿神あり。初は森山村(現・高知市春野町森山)の宿神ケ谷に在りしを移せるならん」とある。
  62. 『部落の民』(中西義雄、潮文社、1957)人名、地名の大多数を明記。
  63. 『差別のなかを生きぬいて』(部落解放同盟中央本部編、解放出版社、1978)
  64. 『全日本同和会幹部研修会 平成19年度』(全日本同和会、2008)
  65. 『ゼンリン 住宅地図』
  66. 『ルポルタージュ部落 四国・九州編』(解放新聞社編、解放出版社、1994)
  67. 『解放新聞 2000年1月3日号』(解放新聞社)
  68. 『ゼンリン 住宅地図』
  69. 『細民部落改善実例』(広島県安芸郡編、広島県安芸郡、1916)
  70. 『更生(復刻版) 7巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  71. 『部落はたちあがる』(部落解放同盟佐川支部編、汐文社、1969)
  72. 72.0 72.1 『佐川町人権史』(佐川町人権史編集委員会編、佐川町、1994)
  73. 『佐川町人権史』(佐川町人権史編集委員会編、佐川町、1994)45頁
  74. 『おれたちの興津』(全解連興津支部、文理閣、1981)
  75. 『部落解放運動基礎資料集 第4巻 差別糾弾・行政闘争』(部落解放研究所編、部落解放同盟中央本部、1981)
  76. 柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」
  77. 『日本の特殊部落』(菊池山哉、東京史談会、1962)
  78. 『解放の道 1999年5月15日号』(解放の道新聞社)
  79. 『全国同和地区実態調査抽出地区精密調査報告 農山漁村型』99頁
  80. 『全国同和地区実態調査抽出地区精密調査報告 農山漁村型』122頁
  81. 『被差別部落 Ⅰ 農村漁村』(解放新聞社編、三一書房、1978)
  82. 『いま、部落史がおもしろい』(渡辺俊雄、部落解放研究所、1997)
  83. 『宿毛の部落史』4頁
  84. 『宿毛の部落史』1頁
  85. 『宿毛の部落史』3-4頁
  86. 『宿毛の部落史』13頁
  87. 『宿毛の部落史』14頁
  88. 『宿毛の部落史』11頁
  89. 『宿毛の部落史』21頁
  90. 『宿毛の部落史』21頁
  91. 『宿毛の部落史』362-363頁
  92. 解放新聞社編『被差別部落 I農山漁村』215頁
  93. 解放新聞社編『被差別部落 I農山漁村』219頁
  94. 『被差別部落 Ⅰ 農村漁村』(解放新聞社編、三一書房、1978)
  95. 柳田國男「夙の者と守宮神との関係(毛坊主考の八)」
  96. 『解放新聞 1973年10月22日号』(解放新聞社)
  97. 『解放新聞 1968年6月25日』(解放新聞社)
  98. 『解放新聞 1996年1月1日号』(解放新聞社)
  99. 『日本の特殊部落』(菊池山哉、東京史談会、1962)高知県における分布図を掲載。
  100. 『土佐の被差別部落』39頁
  101. 『土佐の被差別部落』38頁
  102. 前出の津呂と重複している疑いを『土佐の被差別部落』38頁で指摘されている。
  103. 103.0 103.1 「安喜西浜」と一つの地域名として読むべきではないかと『土佐の被差別部落』38頁で指摘されている。
  104. 『宿毛の部落史』227-236頁
  105. 『土佐の被差別部落』42-43頁 土佐国旧穢多所在村産土神並氏子数(明治6年5月調写 松野尾章行)
  106. 菊池山哉『長吏と特殊部落』第1巻、42ページ
  107. 赤坂憲雄『東北学』2007年、第11号、163ページ
  108. 『宿毛の部落史』236頁
  109. 水本正人『宿神思想と被差別部落』118-119頁
  110. 柳田國男「毛坊主考」
  111. 『柳田國男全集 24』(柳田國男、筑摩書房、1999)386頁に「宮崎県の特殊部落調に、日向西諸貼郡配野村大字上江字村之脇の四十三戸は、皮細工を業とする者が多い。部落内に死苦権現と称する小祠あって、毎月二回此が祭をするとある。」とある。宮崎県えびの市上江村之脇に相当。
  112. 旧地名は伊予国北宇和郡八幡村大字中間(なかいだ)。水本正人『宿神思想と被差別部落』126頁。
  113. 『堀一郎著作集 7 民間信仰の形態と機能』(堀一郎、楠正弘、2002)435頁に「その他、山口県豊浦郡長府町の惣社町南傍に守宮司社あり、ある人の説に神体は尺二つであるという。」とある。山口県下関市長府惣社町2-28の惣社宮・守宮司神社と思われる。
  114. 『柳田国男集』(柳田国男、鶴見和子、筑摩書房、1975)359頁に「遠江前に挙げた例の外に、讚岐多度郡に師鬮大明神(謙技志)、と呼ぶに至ったのは即ち当時の風であらう」とある。讚岐多度郡は概ね今日の善通寺市(金蔵寺町、原田町、木徳町、与北町、櫛梨町を除く)ならびに仲多度郡多度津町(島嶼部を除く)に該当。
  115. 水本正人『宿神思想と被差別部落』181頁
  116. 同和関係者特定する「世帯票」に固執 「差別ある限り必要」 高知市
  117. 高知市の13市民会館 - 高知市公式ホームページ