平成29年1月4日 大規模な荒らしが発生しているため、現在非登録利用者によるアカウント作成及び編集を一時的に禁止しています。編集をご希望の方は、各利用者または管理者(buraku[at]sigaint.org)までお問い合わせください。

島根県

提供: 同和地区(被差別部落)Wiki
移動先: 案内検索

概況

県下には約147ヶ所の部落があると推定され、うち同和地区指定を受けたのが97ヶ所である[1]。地区規模は20世帯未満が6割をこえ、100世帯以上の地区は松江市の松尾地区のみで、 1地区の平均世帯数は19である[2]。小規模な部落が出雲藩に多いのは、新田開発に必ず下級警察官として鉢屋を伴ったためと考えられている[3]。1917年の調査では465地区が報告されており、相当な未指定地区があるとの主張があった[4]

松江市内に被差別部落は3ヶ所あり、菅田地区67世帯、福原地区83世帯、松尾地区122世帯を数える[5]。福原地区に特徴的な苗字は向村(さきむら)である。邑智郡美郷町の都賀行地区は24戸、邑智郡邑南町の下口羽地区は8世帯である[6]。また、1975年の調査では、出雲市には5地区、109戸あった[7]

鉢屋は、平将門、藤原純友の残党が空也上人に教化され警備や茶筅の製造を生業とするようになったことが起源と伝える[8]

なお隠岐諸島について、喜田貞吉は「隠岐には穢多とか鉢屋とか申す特殊階級は昔も無く、現今或る村々に散在するもの少々有之候は皆対岸地より、近き過去に於て移住したるものにして、決して土着民には無之候」と述べている[9]。ただし大和国出身の穢多の源次郎(1760年生まれ)が流人として隠岐に住み着き、地元の女性と結婚し、現在の隠岐郡海士町海士北分に所帯を持った記録はある[10]

1922年2月2日に島根県からなされた同和関係者の改姓についての照会に対して、国は不許可と回答した[11]。1930年5月21日に島根県知事が再び照会した際にも国は不許可と回答した[11]

文献

全國部落調査(1931年)

島根縣 昭和六年九月現在

173頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
松江市 松尾町 松尾町 七一 三九二 商業 松江市 松尾町 松江市松尾町では、福島正則の家臣だった伊藤軍次兵衛光政が、1619年(元和5年)に浪人となり、その末子の伊藤松之助光貴が非人頭となったと伝える[12]。その後十余代続き今日に至る[13]。同地の伊豆家は、松江市にあった白鹿城の城主だった松田伊豆守が祖で、戦に敗れて四代目が町人となり、四代目の次男が地区の女と結婚したことが起源と伝える[14]。白鹿城は、1563年(永禄6年)に落城している[15]。同地の松尾神社は、『松江市誌』によれば、伊藤姓の者と上野姓の者が京都の松尾神社を分祀したものだったとする[16]。同地に他に花田姓の者がいた[17]。同地に隣接する松江市新町の島根県和敬会の役員に楪姓の者がいた[18]。楪(ゆずりは。他に読みあり)は、広島県が最多の稀姓。伊豆姓3件、伊藤姓6件、隠田姓4件。2000年電話帳。
八束郡 宍道町 大北、西代 一八 九七 製弦 松江市 松江市内に宍道町を冠称する町名は複数あり、大北の位置は要調査。明治43年帝国陸軍測量の1/50000地形図によると西代は現在の宍道町宍道1257番地付近、あるいは宍道町白石1748番地付近。
〃 生馬村 東生馬 一七 松江市 東生馬町
〃 出雲郷村 二番組町 一六 農業 商業、竹細工 松江市 東出雲町出雲郷
〃 講武村 南講武 四二 竹細工 農業 松江市 鹿島町南講武

174頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
八束郡 熊野村 市場 一〇 農業 竹細工 松江市 八雲町熊野 市場
〃 法吉村 奥谷 二〇 自由業 松江市 奥谷町
〃 来待村 上来待、大森区、弘長寺区、西来待、小松区 二四 商業 竹細工 松江市 宍道町上来待、宍道町東来待、宍道町西来待、宍道町西来待 小松
〃 持田村 向村 一七 一〇五 自由業 製弦 松江市 福原町 鈴木祥蔵、中村拡三、全国解放教育研究会『部落解放教育資料集成』101頁に「持田村大字福原」とあることから現在の福原部落であると判断できる。松江市福原町から他県の視察に行った見崎姓の者がいた[19]。同地では見崎姓が多い[20]。向村姓8件、見崎姓8件、山口姓8件。2000年電話帳。
〃 千酌村 千酌、北浦 一五 五三 竹細工 農業 松江市 美保関町千酌、美保関町北浦
〃 秋鹿村 大垣秋鹿町 二三 農業 松江市 秋鹿町、大垣町
〃 美保関町 西小路 三七 一八二 竹細工 漁業 松江市 美保関町美保関 西小路
〃 竹矢村 竹矢、八幡 二六 商業 松江市 竹矢町、八幡町
〃 川津村 尺禄 三四 一九四 労働 製弦 松江市 菅田町 鈴木祥蔵、中村拡三、全国解放教育研究会『部落解放教育資料集成』103頁に「川津村の菅田と称する大字」とあることから現在の松江市菅田町と判断できる。原田伴彦、上杉聰『近代部落史資料集成』第9巻76頁にも「川津村菅田部落」とある。松江市菅田町に以下の姓の者がいた[21]。向村、西村、山本(3人)。同地に井戸内姓の者がいた[22]。井戸内(いどうち)は島根県が最多の稀姓。同地から他県の視察に行った谷口姓の者がいた[23]。井戸内姓2件。2000年電話帳。
〃 大野村 二五 松江市 大野町
〃 本庄村 大南、大北 三九 竹細工 商業 松江市 本庄町 本庄町の下の小字に北丁が現存。大北がここに含まれるかどうかは要調査。
能義郡 大塚村 西丸山 四五 二六一 労働 製弦 安来市 大塚町 大塚町の下の小字に丸山町が現存。西丸山がここに含まれるかどうかは要調査。安来市(旧:能義郡大塚村)に古土井姓の者がいた[24]。古土井姓2件。2000年電話帳。水木しげる未亡人の武良布枝(旧姓は飯塚)の出身地区だが家業は呉服商で恐らく一般。
〃 宇賀荘村 清瀬 商業 安来市 清瀬町
〃 赤江村 宮中川、東中津 農業 安来市 赤江町 宮中川、中津町 東中津町
〃 飯梨村 沖中島 二四 一一六 製弦 労働 安来市 飯梨町 安来市飯梨町には以下の姓の太鼓屋がある[25]。竹内、福島。すなわち竹内義弘太鼓店(飯梨町816-2)と福島太鼓専門店(飯梨町1010-3)である。竹内姓5件、福島姓9件。2000年電話帳。
〃 母里村 一三 安来市 安来市内に伯太町西母里、伯太町東母里、伯太町母里がある。要検証。
仁多郡 亀嵩村 一三 商業 竹細工 仁多郡 奥出雲町 亀嵩

175頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
仁多郡 横田村 十阿弥、反五 一六 六一 竹細工 商業 仁多郡 奥出雲町 十阿弥の阿は河にしか見えない。反五に似た地名で反保(現・奥出雲町大馬木反保)や五反田(現・奥出雲町中村五反田)があるが、関連は不明。
〃 三澤村 三一 仁多郡 奥出雲町 三沢
〃 河井村 農業 仁多郡 奥出雲町 河井村は阿井村の誤記。上阿井と下阿井がある。要検証。
〃 馬木村 上市 仁多郡 奥出雲町 小馬木 上市
大原郡 加茂町 里野、東谷 二一 一〇二 商業 製弦 雲南市 加茂町加茂中 星野、加茂町東谷 雲南市(旧:大原郡加茂村)で結成された出雲同志会の事務所は土井姓の者の家にあった。出雲同志会の副会長に岩谷姓の者がいた[26]。同地の部落解放同盟加茂支部に以下の姓の者がいた[27]。土江、山本。
〃 日登村 高畑 二〇 一〇〇 労働 雲南市 木次町 西日登と東日登がある。要検証。
〃 大東町 一一 三四 農業 商業 雲南市 大東町
〃 河用村 雲南市 大東町 河用村は阿用村の誤記。下阿用、西阿用、東阿用がある。要検証。
〃 春殖村 向島 一九 八六 労働 製弦 雲南市 大東町大東下分 向島 藤岡姓3件、藤沢姓4件、藤本姓15件。2000年電話帳。
〃 木次町 二四 商業 雲南市 木次町 部落名は空白になっているが雲南市人権センターのある雲南市木次町新市の可能性あり。
〃 海潮村 須賀川手口、南村ヶ市 一一 四八 農業 竹細工 雲南市 大東町須賀、大東町南村
飯石郡 三刀屋町 下菅原、地王 二四 一〇八 商業 雲南市 三刀屋町三刀屋 地王
〃 頓原村 頓原 農業 飯石郡 飯南町 頓原
〃 東須佐村 塩原、八軒寺 二八 出雲市 佐田町須佐
〃 来島村 弓取 二四 飯石郡 飯南町 上来島 弓取 [28]
〃 赤名村 一〇 四〇 商業 養鶏 飯石郡 飯南町 赤名
〃 多根村 下垣内 二二 農業 竹細工 雲南市 掛合町多根

176頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
飯石郡 志々村 一〇 三六 農業 飯石郡 飯南町 八神
〃 掛合村 三九 雲南市 掛合町掛合
〃 志田村 中島 二〇 竹細工 雲南市 吉田町 飯石郡に志田村はない。恐らく吉田村。
簸川郡 神西村 士流、崎原 一〇 二七 自由業 出雲市 東神西町 バス停に「崎原」あり。
〃 東村 三五 竹細工 出雲市 平田町
〃 窪田村 窪田町 一七 農業 竹細工 出雲市 佐田町一窪田
〃 出西村 求院 一七 竹細工 出雲市 斐川町求院
〃 国富村 美談、国富、口宇賀 二六 農業 出雲市 国富町、口宇賀町
〃 平田町 替地 一二 五七 竹細工 商業 出雲市 平田町
〃 大社町 乗光寺後、上代二、地湊原 二一 出雲市 大社町杵築西、上大土地、大社町中荒木 湊原 大社町杵築東598に浄土真宗の乗光寺あり。
〃 塩冶村 玉津 二四 一三七 商業 製弦 出雲市 塩冶町 玉津 出雲市上塩冶町の島根県和敬会の役員に宍道姓の者がいた[29]。宍道(しんじ。他に読みあり)は松江市が最多の稀姓。同地に融和事業で表彰された藤澤姓の者がいた[30]。同地の出雲市隣保館に旧同和地区出身の藤田姓の者がいた[7]。塩冶町に宍道姓5件。藤沢姓1件。藤田姓4件。2000年電話帳。
〃 布智村 天神原 一八 六一 出雲市 下古志町 下古志町に天神原古墳がある。出雲市(旧:簸川郡布智村)に岩谷姓の者がいた[31]
〃 上津村 上島 一七 農業 出雲市 上島町
〃 直江村 下直江 一一 五〇 自由業 出雲市 直江町
〃 西田村 奥宇賀 三五 竹細工 出雲市 奥宇賀町
〃 久村 農業 出雲市 多伎町久村
〃 桧山村 岡田、岡田灘 一〇 出雲市 岡田町、岡田町 岡田灘

177頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
簸川郡 出東村 中州、中州中組 商業 出雲市 斐川町中洲、斐川町中洲 中組
〃 高松村 曲拂、原組、南浜 三一 農業 出雲市 浜町 南浜
〃 稗原村 一七 馬車輓 出雲市 稗原町
〃 久木村 南村、原鹿 三一 農業 出雲市 原鹿
〃 江南村 三部 一九 出雲市 湖陵町三部
〃 田儀村 小林 二〇 七三 出雲市 多伎町
〃 今市町 元宮、高砂子、三原楼、共和 四五 二五一 商業 出雲市 今市町 元宮町 出雲市(旧:簸川郡今市町)の島根県和敬会の役員に曽田姓の者がいた[32]
〃 川跡村 武志下組 一一 農業 出雲市 武志町
〃 大津町 一八 八一 商業 出雲市 大津町 出雲市(旧:簸川郡大津村)の島根県和敬会の役員に山田姓の者がいた[33]。同地の車田姓の者が1938年12月8日に支那事変で戦死している[34]。山田姓8件。大津町朝倉に車田姓1件。2000年電話帳。
安濃郡 佐比売村 志摩、塚本 四一 一六三 農業 大田市 志摩、塚本の位置は要調査。志摩が志學の誤記とすると現在の大田市三瓶町志学にあたる。大田市三瓶町志学1953付近に古墳「スクモ塚」あり。大田市(旧:安濃郡佐比売村)の島根県和敬会の役員に寺山姓の者がいた[35]
〃 太田町 山崎 一二 五二 日傭 竹細工 大田市 大田町大田 山崎 大田市(旧:安濃郡大田町)の島根県和敬会の役員に菅本姓の者がいた[36]
〃 刺鹿村 黒田 一六 六三 竹細工 農業 大田市 久手町刺鹿
〃 川合村 南代、川合、縄手、川合台 一〇 三八 馬車輓 大田市 川合町川合 川合町川合にバス停「縄手」あり。
〃 長久村 長久、稲用、延里 三〇 農業 竹細工 大田市 長久町長久、長久町稲用、長久町延里
〃 波根西村 淀平 一一 三六 大田市 久手町波根西
〃 波根東村 天場 一〇 五二 鮮魚商 大田市 波根町 天場
簸川郡 園村 北園 一〇 農業 出雲市 東園町 北園

178頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
安濃郡 鳥井村 三六 農業 大田市 鳥井町鳥井
〃 富山村 一一 竹細工 大田市 富山町(続く地名あり) 富山町を冠称する地名には富山町神原、富山町才坂、富山町山中がある。前の位置は要調査。
邇摩郡 大浜村 大田市 温泉津町温泉津ロ 邇摩郡大浜村は1941年8月1日に邇摩郡温泉津町(現・大田市温泉津町)に編入。現在、大浜製菓が温泉津町温泉津ロにある。
〃 福光村 二三 農業 大田市 温泉津町福光
〃 大森町 蔵泉寺下、河原、宮ノ前 二三 九四 竹細工 農業 大田市 大森町 宮ノ前 蔵泉寺口番所跡は大田市大森町銀山にあり、付近に処刑場もあったので「蔵泉寺下」は刑吏の部落だった可能性がある。
〃 福浦村 今浦、古川区 漁業 大田市 温泉津町今浦、温泉津町今浦 古川
〃 大家村 大家、本郷、今西 一〇 二一 農業 商業 大田市 大代町大家
〃 久利村 小山 二〇 大田市 久利町久利 小山
〃 大岡村 宮村 一一 農業 大田市 仁摩町大国 宮村
〃 宅野村 二三 漁業 大田市 仁摩町宅野
〃 温泉津町 竹細工 農業 大田市 温泉津町温泉津
〃 仁万村 浜、奉主 一六 八〇 農業 竹細工 大田市 仁摩町宅野 浜町 邇摩郡仁万町は1954年4月1日に邇摩郡仁摩町(現・大田市仁摩町)となる。仁摩町を冠称する地名には仁摩町天河内、仁摩町大国、仁摩町宅野、仁摩町仁万、仁摩町馬路がある。奉主の位置は要調査。
〃 静間村 笹、弓辺 一〇 六〇 大田市 静間町 笹、静間町 弓辺
〃 井田村 井田、太田、福田、萩村 一三 四一 農業 大田市 温泉津町井田、温泉津町太田、温泉津町福田、温泉津町荻村
〃 水上村 瓦焼工 大田市 水上町
邑智郡 口羽村 西ノ原、青山 四七 一九三 漁業 商業 邑智郡 邑南町 井原 西ノ原
〃 阿須那村 ■ノ沖、雪田、川渕 一二 五六 商業 養蚕 邑智郡 邑南町 雪田、雪田 川渕 判読不能部分は恐らく「所ノ沖」。邑智郡邑南町(旧:邑南郡阿須那村)の源上姓の者に対して1936年1月22日に差別発言があったとする[37]。源上(げんじょう)は、広島県東広島市の1戸のみの稀姓。

179頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
邑智郡 井原村 下市 一二 農業 邑智郡 邑南町 井原
〃 谷住郷村 下ノ泉、藤ヶ谷、長戸路 三五 商業 江津市 桜江町谷住郷 長戸路
〃 高原村 大年 一四 革細工 邑智郡 邑南町 邑智郡邑南町原村3014−3に邑南町役場瑞穂支所高原公民館がある。
〃 矢上村 辰ノ口 二一 瓦職 邑智郡 邑南町 矢上
〃 目貫村 潜リ岩 一一 農業 邑智郡 邑南町 日貫 目貫村は日貫村の誤記。バス停に「潜り岩橋」がある。
〃 市来村 平田 二一 商業 邑智郡 邑南町 市木 大田市の地区と同様、平将門の末裔と称している[38]
〃 川越村 鹿賀陵村、大貫 一〇 三八 農業 藁工 江津市 桜江町鹿賀、桜江町川越、桜江町大貫
〃 君谷村 楢ノ通リ 一八 六九 邑智郡 美郷町 邑智郡美郷町京覧原235-1に君谷郵便局がある。
〃 長谷村 清見、石和、長谷、八戸 一一 四五 江津市 清見町、桜江町長谷、桜江町八戸
〃 山本町 向原 二一 九八 舟筏業 炭焼 江津市 桜江町市山 本町
〃 市山村 古市 漁業 江津市 桜江町市山
〃 川戸村 公下 二六 農業 竹細工 江津市 桜江町川戸
〃 三原村 赤田 一九 一〇七 邑智郡 川本町 三原
〃 田所村 亀谷 一四 七九 邑智郡 邑南町 下亀谷 邑智郡邑南町(旧:邑南郡田所村)に竹下姓の者がいた[39]。品川姓9件。2000年電話帳。
〃 都賀村 大宇組、高田組 七九 三三三 漁業 舟筏業 邑智郡 美郷町 都賀西、都賀本郷、都賀行がある。要検証。邑智郡美郷町(旧:邑智郡都賀行村)から他県の視察に行った松村姓の者がいた[40]
〃 出羽村 三日市、下市、宮■■ 三九 一四九 農業 邑智郡 邑南町 出羽 判読不能部分は「宮ヶ阪」のようにも読める。邑智郡邑南町(旧:邑南郡出羽村)に品川姓の者がいた[41]
〃 祖式村 瀬戸 一一 四一 竹細工 大田市 祖式町 上瀬戸、下瀬戸がある。要検証。

180頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
邑智郡 川下村 谷戸 一八 八九 農業 邑智郡 川本町 谷戸
〃 吾郷村 乙原、沖ノ島、角桶、宮ノ下、吾郷 三二 一四一 邑智郡 美郷町 乙原、吾郷
〃 都賀行村 高梨 三四 一六九 農業 舟筏業 邑智郡 美郷町 都賀行 高梨
〃 粕渕村 轟、高畑、野井、横川 六一 二五七 漁業 邑智郡 美郷町 高畑、野井 邑智郡美郷町(旧:邑智郡粕淵村)に松代姓の融和運動家がいた[42]。同地の部落解放同盟邑智支部に以下の姓の者がいた[43]。竹内、武田、吉岡。邑智郡美郷町高畑に春日姓の者がいた[44]。同地に吉岡姓の者が2人いた[45]
〃 浜原村 横路、畳岩、中島、浮船 三〇 一五八 邑智郡 美郷町 浜原 邑智郡美郷町(旧:邑智郡浜原村)から1935年の経済厚生指導者会議に出席した浮船姓の者がいた[46]。浮船(うきふね)は、和歌山県橋本市が最多の稀姓。
那賀郡 松川村 上場市 三三 農業 竹細工 江津市 松川町(続く地名あり) 松川町を冠称する地名には松川町市村、松川町太田、松川町上河戸、松川町下河戸、松川町上津井、松川町長良、松川町畑田、松川町八神がある。上場市(上市場の誤記?)の位置は要調査。
〃 今福村 光谷、中倉 二四 浜田市 金城町今福 元谷
〃 今市村 一五 獣皮仲買 浜田市 旭町今市
〃 石見村 里川砂子 二一 竹細工 浜田市 相生町 里川は黒川の誤記。1963年11月1日に黒川の一部から相生町が成立。砂子姓4件。2000年電話帳。
〃 都川村 三三 浜田市 旭町都川
〃 上布村 一〇 浜田市 上府町 上布村は上府村の誤記。
〃 跡市村 三五 水産業 江津市 跡市町
〃 井野村 殿、河内、井芦谷 一一 六二 農業 浜田市 井野町
〃 都野津町 一九 竹細工 江津市 都野津町
〃 波佐村 波佐 三一 浜田市 金城町波佐
〃 木田村 浜田市 旭町木田
〃 都濃村 蛭子屋側、内ノ浜 江津市 嘉久志町 嘉久志町蛭子北、嘉久志町蛭子南がある。要検証。

181頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
那賀郡 雲城村 上来原 六八 農業 竹細工 浜田市 金城町上来原
〃 都治村 波来浜、尾浜 二五 一二八 竹細工、商業 江津市 後地町 波来浜、後地町 尾浜 後地町に市妙姓8件。2000年電話帳。
〃 川平村 江津市 川平町
〃 浜田町 原井、青川、青内 三二 一五五 竹及葦細工 浜田市 原井町 青川
美濃郡 種村 千振 益田市 種村町 千振上、千振下がある。要検証。
〃 都茂村 屋敷平 二二 竹細工 益田市 美都町都茂 屋敷平
〃 高津町 五反田 二二 益田市 高津 バス停に「五反田」あり。島根女子大生殺害事件(2009年)の犯人の矢野富栄は事件当時、高津6丁目30付近に家を借りていた。被害者の遺体の解体現場も同地。
〃 中西村 白山、中垣内 一三 農業 益田市 中垣内町
〃 高城村 向横田 益田市 向横田町
〃 豊田村 ヒビノ木 益田市 横田町 横田町に益田警察署豊田駐在所がある。
〃 小野村 喜阿弥、戸田、飯浦 三二 竹細工 益田市 喜阿弥町、戸田町、飯浦町
〃 二條村 桂ヶ平、宮ヶ島、柏原 一五 七五 農業 益田市 桂平町、小浜町 宮ヶ島、柏原町
〃 吉田町 札場、網掛、松ノ元 一〇 三五 益田市 喜阿弥町 喜阿弥町に札場集会所あり。網掛、松ノ元の位置は要調査。
〃 豊川村 野坂 二〇 行商 益田市 大谷町 野坂
〃 二川村 中ノ谷 益田市 向横田町 バス停に「中の谷」あり。
〃 眞砂村 波田、馬谷 一二 三七 益田市 波田町、馬谷町
〃 正見上村 諏訪 一五 竹細工 益田市 匹見町匹見 匹見町匹見イ1178番地2に匹見定住住宅諏訪団地あり。当地区の部落民は2件とも竹内姓で、部落問題は即ち竹内家の問題とされた(解放同盟島根県連書記長の竹内哲也の談話)。哲也の父の一夫は肉屋だが1979年に同和会の初代石西支部長となった。

182頁

部落所在地 部落名 戸数 人口 主業 副業 生活程度 現在地 備考
鹿足郡 朝倉村 鹿足郡 吉賀町 朝倉
〃 小川村 藤ノ原 四八 二一九 行商 鹿足郡 津和野町 寺田 藤ノ原 鹿足郡津和野町の地区は、1617年に亀井氏に従い因幡国鹿野から来た[47]。鹿足郡津和野町(旧:鹿足郡小川村)の島根県和敬会の役員に小石姓の者がいた[48]。同地に吉尾姓の者がいた[49]。寺田に小石姓1件、吉尾姓4件。2000年電話帳。
〃 藏木村 新田 農業 鹿足郡 吉賀町 蔵木
〃 七日市村 横立 一六 商業 鹿足郡 吉賀町 七日市 横立
〃 青原村 柿村、富田 竹細工 鹿足郡 津和野町 青原、冨田
周吉郡 西郷町 要木 一七 農業 隠岐郡 隠岐の島町 栄町 栄町に町営要木団地あり。隠岐郡隠岐の島町(旧:隠岐郡西郷町)の島根県和敬会の役員に宮田姓の者がいた[50]。隠岐の島根県和敬会の役員に福田姓の者がいた[51]。栄町に福田姓1件。2000年電話帳。
計一四七 一四七 一七二七 七七九六

施設等

隣保館

  • 松江市立菅田会館 - 島根県松江市菅田町21番地2
  • 松江市立福原会館 - 島根県松江市福原町691番地4
  • 松江市立松尾会館 - 島根県松江市松尾町678番地7
  • 出雲市立出雲市隣保館 - 島根県出雲市上塩冶町2657番地1
  • おおだふれあい会館 - 島根県大田市大田町大田イ121番地1
  • 安来市立大塚隣保館 - 島根県安来市大塚町350番地
  • 益田市立益田市人権センター - 島根県益田市須子町3番1号
  • 雲南市人権センター - 島根県雲南市木次町新市3番地
  • 美郷町立浜原隣保館 - 島根県邑智郡美郷町浜原319-18
  • 美郷町立都賀行隣保館 - 島根県邑智郡美郷町都賀行90-16

小集落改良住宅

出雲市

  • 塩の原住宅

安来市

  • 大塚地区小集落改良住宅

奥出雲町

  • 土橋小集落改良住宅 - 島根県仁多郡奥出雲町下横田546番地6

川本町

  • 天神町小集落改良住宅 - 島根県邑智郡川本町大字川本559-26ほか
  • 谷戸小集落改良住宅 - 島根県邑智郡川本町大字谷戸

美郷町

  • 粕渕地区小集落改良住宅 - 島根県邑智郡美郷町粕渕453-1
  • 乙原地区小集落改良住宅 - 島根県邑智郡美郷町乙原419
  • 都賀地区小集落改良住宅 - 島根県邑智郡美郷町都賀本郷

津和野町

  • 小集落改良住宅 - 島根県鹿足郡津和野町寺田307番地
  • 寺田下 - 島根県鹿足郡津和野町寺田寺田下

人権啓発センター

  • 人権同和対策課人権啓発推進センター - 島根県松江市殿町1番地 
  • 西部人権啓発推進センター - 島根県浜田市片庭町254番地

関連団体

  • 部落解放同盟島根県連合会 - 島根県益田市赤城町1-5 桃源荘 1F
  • 部落解放同盟島根県連合会松江支部
  • 部落解放同盟島根県連合会大田支部
  • 部落解放同盟島根県連合会加茂支部 - 島根県雲南市
  • 部落解放同盟島根県連合会石西支部(益田石西支部) - 島根県益田市
  • 部落解放同盟島根県連合会邑智支部 - 島根県邑智郡美郷町高畑348-1
  • 部落解放同盟島根県連合会雲南支部
  • 部落解放同盟島根県連合会羽須美支部 - 島根県邑智郡邑南町
  • 部落解放同盟島根県連合会那賀支部[52] - 島根県浜田市(旧:那賀郡三隅町)
  • 全日本同和会島根県連合会 - 島根県松江市大輪町420-1
  • 全日本同和会島根県連合会 - 島根県松江市大輪町414-9 大輪町県職員宿舎4号棟
  • 全日本同和会島根県連合会 - 島根県松江市殿町8-2
  • 全日本同和会島根県連合会石西支部 - 島根県益田市あけぼの本町100
  • 全日本同和会島根県連合会雲南支部
  • 全日本同和会島根県連合会松南松尾支部
  • 全日本同和会島根県連合会菅田支部
  • 全日本同和会島根県連合会旭の森支部
  • しまね人権連 - 島根県松江市川原町 41-1 片寄直行方

関連文献

  • 『被差別部落: 西日本編』
  • 後藤陽一、小林茂『近世中国被差別部落史研究』

出典

  1. 三輪嘉男「千葉県と島根県の被差別部落現地研修記」
  2. 三輪嘉男「千葉県と島根県の被差別部落現地研修記」
  3. 渡辺広『未解放部落の史的研究』113頁
  4. 『部落問題・人権事典』(部落解放・人権研究所編、部落解放・人権研究所、2001)
  5. 三輪嘉男「千葉県と島根県の被差別部落現地研修記」
  6. 三輪嘉男「千葉県と島根県の被差別部落現地研修記」
  7. 7.0 7.1 『日本同和新報 1990年7月5日号』(日本同和新報社)
  8. 『部落問題・人権事典』(部落解放・人権研究所編、部落解放・人権研究所、2001)
  9. 『喜田貞吉著作集』第10巻302頁
  10. 松尾寿「隠岐流人源次郎の結婚と離婚」(『部落の生活史』部落問題研究所、1983年)
  11. 11.0 11.1 『氏の変更 上(法律学体系 法学理論篇 30)』(唄孝一、日本評論新社、1955)
  12. 『同和問題の歴史的研究』(三好伊平次、同和奉公会、1943)
  13. 『同和問題の歴史的研究』(三好伊平次、同和奉公会、1943)
  14. 『同和問題の歴史的研究』(三好伊平次、同和奉公会、1943)
  15. 『同和問題の歴史的研究』(三好伊平次、同和奉公会、1943)
  16. 『異界歴程』(前田速夫、晶文社、2003)
  17. 『融和時報(縮刷版) 1931年7月1日号』(三一書房、1982)
  18. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  19. 『融和時報(縮刷版) 1937年4月1日号』(三一書房、1983)
  20. 『ゼンリン 住宅地図』
  21. 『解放新聞 1981年2月23日号』(解放新聞社)
  22. 『明治之光(複製版)』(兵庫部落問題研究所編、兵庫部落問題研究所、1977)
  23. 『融和時報(縮刷版) 1937年4月1日号』(三一書房、1983)
  24. 『更生(復刻版) 4巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  25. 『NTT 電話帳』
  26. 『部落問題・水平運動資料集成 補巻1』(渡部徹、秋定嘉和編、三一書房、1978)
  27. 『解放新聞 1995年7月17日号』(解放新聞社)
  28. http://glyphwiki.org/wiki/u5f13-var-002
  29. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  30. 『融和時報(縮刷版) 1932年3月1日号』(三一書房、1982)
  31. 『融和時報(縮刷版) 1937年4月1日号』(三一書房、1983)
  32. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  33. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  34. 『融和時報(縮刷版) 1939年1月1日号』(三一書房、1983)
  35. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  36. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  37. 『部落問題・水平運動資料集成 補巻2』(渡部徹、秋定嘉和編、三一書房、1978)
  38. 『部落史からみた東京』(本田豊、亜紀書房、1990)
  39. 『更生(復刻版) 2巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  40. 『融和時報(縮刷版) 1937年4月1日号』(三一書房、1983)
  41. 『更生(復刻版) 3巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  42. 『融和時報(縮刷版) 1935年9月1日号』(三一書房、1982)
  43. 『解放新聞 1978年1月16日号』(解放新聞社)
  44. 『更生(復刻版) 2巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  45. 『解放新聞 1981年2月2日号』(解放新聞社)
  46. 『更生(復刻版) 1巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  47. 『部落の起原』(落合重信、兵庫部落問題研究所、1981)
  48. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  49. 『更生(復刻版) 4巻』(中央融和事業協会編、不二出版、1988)
  50. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  51. 『融和事業年鑑 大正15年』(中央融和事業協会編、中央融和事業協会、1926)
  52. 『解放新聞 1997年1月27日号』(解放新聞社)